一番いい Android タブレットをたのむ
『ペンで書き込めるデジカメ』がほしい。
というオーダーがあり、
ペン付きのタブレットを検討することになりました。
そうなると iPad + Apple Pencil がド本命。
しかし G Suite( Google の法人サービス )を使っているので、Android のほうが都合が良かったりする。
そういや最近の Android タブレットってあまり聞かないな。
よろしい、ならば Chromebook Tablet だ
調べたところ、現在(2019/07 )、
Android スマートフォンに比べて、タブレットはかなり下火。
iPad と Kindle Fire が売れている。
日本国内で Android タブレットのラインナップが充実しているのは、
唯一、中国 ファーウェイ。
しかし、先日あんなニュースがあって、
次期端末からは独自OS を使うと噂されている。
そんなタイミングで ASUS から Chromebook Tablet 『CT100』が発売されたので、検討することに。
ASUS Shop で 44,800円。
▲ASUS CT100 本体+付属品
実は前々から狙っていたのです。
ASUS CT100 一ヶ月持ち歩いてみた
ASUS CT100P を購入し、
一ヶ月毎日持ち歩いてみた。
▲ Kindle アプリとタッチペンでぐだぐだ読書
一通り自分の利用シーンは試せたので、
以下の点でそれぞれ評価する。
- よいところ
- 残念なところ
- どうでもいい
前提
現在メインで使用しているタブレットは
『iPad Pro (11インチ、LTE、 2018)』のため、
無意識にそれとの比較が多いと思われる。
Chromebook は はじめて。
やる作業としてはこんなかんじ。
- Web ブラウズ
- メモ、スケジュール整理
- ブログ更新
- Google スプレッドシート編集
- Google スライド資料作成
- 勉強会でプレゼン(外部ディスプレイ出力)
- 動画鑑賞(YouTube)
- サーバ メンテナンス (ターミナル, VNC, RDP)
よいところ
フルバージョンの Chrome が使える
スマートフォンや iPad で使える Chrome はモバイル版で、フル版ではない。
ところが Chromebook はフルバージョンの Chrome が載っているので 拡張機能や設定の同期がされる。
ブックマークバーもある。
これが想像以上に快適。
ペンが本体同梱
ペン付きスマートフォンの名作 『Galaxy Note』 のSペンと同じように、本体収納可能なペンが付属している。
▲ASUS CT100 と手元のペン
手前から CT100 付属、Sペン、Apple Pencil 2, 1
手元の『Galaxy Note 3』 のSペンを交換してもそれぞれ使えた。同じ方式らしい。
Apple Pencil に慣れてると、ペンは短くて細い。しかし立ってメモするとかでは十分。
座ってガッツリ書くときは、もっと太いペンがほしいかも。
同じ方式で市販されているらしく、この辺のが人気らしい。
打ち合わせでよく手書きメモを取るのですが、
流石に汎用のタッチペンとは違って、反応は上々。
iPad と同じ解像度
解像度をいじれる。
標準 1024×768だが、最大 2048×1536 まで表示可能。
解像度を下げることもできるので、小さいものが見えにくい人にも安心。
解像度変更は 1画面しかないけど、
作業領域が欲しい時MacBook でよくやってる。
これはいい。
▲デフォルト 1024×768
▲最も高解像度の 2048×1536
USB Type-C 充電
充電端子は USB Type-C (USB PD)。
普段使っている端末は充電端子 USB Type-C と Lightning になってしまったので、これはうれしい。
▲付属ACアダプタ 45W
しかし付属のACアダプタは、45WというノートPC用のようなゴツいのがついてきた。
通常のスマートフォン用モバイルバッテリーで使いながらの充電は厳しいかも。
トラックポイントキーボードを接続して快適に使える
▲有線トラックポイントキーボードと合体
突然ですが、マイ・ベスト入力デバイスは 「ThinkPad のキーボード」です。
そしてこれを ThinkPad 以外でも使えるトラックポイント・キーボードを長年愛用しています。
マウスとかめんどいじゃない(マウスを動かせるスペースがない)。
現状 iPad はマウス非対応、
物理キーボードでの外部日本語入力不可という残念仕様のため、
トラックポイントキーボードをつないでも、快適には
使えません。
期待してるぞ iPad OS (iOS 13)!
しかし本機にトラックポイント・キーボードをつなぐと、とても快適に。
私が現状 iPad に望んでいる
「マウスカーソルが動く」、「キーボードで Google 日本語入力が使える」ができる。
最高だ。
俺もうノートPCいらないかも。
残念なところ
ロック解除は電源ボタンを押す必要がある
この端末は、液晶面に Touch ID のようなハードボタンがない。
最近はない端末も多いが、それを感じさせない工夫がされているためだと気がついた。
【iPhone Xや、iPad Pro のロック解除】
①液晶面をタッチ
②画面上でロック解除操作
しかし、本機は画面をタッチしても何も起こらない。
【ASUS CT100 のロック解除】
①本体側面の電源ボタンを押す→液晶が点灯
②画面上でロック解除操作
しかもこの端末、上下対称の作りのため、
手探りでボタンを探すと逆面のことが多く、
地味にイラッとくる。
なお、音量ボタンではだめで、電源ボタンを押す必要がある。
改善してほしい。
若干パワー不足
CPU が Intel でもない馴染みのないCPUが採用されている。
→つい Chrome でタブをたくさん開くと重たくなる
→もうちょいパワーほしいなぁ
→ならば 『Pixel Slate』 か!
Wi-Fi が必須
LTE版はないので、普通に使うには Wi-Fi が必須。
普段 LTE の iPad を使っているので、
サッと使うとき、面倒。
Chromecast 対応がイマイチ
キャストすると、絶対縦画面になる。本体横向きにしてもダメ、横表示になってほしい。
USB Type-C 経由でディスプレイ出力した場合も縦表示だが、回転が可能。
ただしミラーの場合は画面は3:4、ミラー解除し拡張表示にした場合は、ディスプレイ比率に合わせられる模様。
どうでもいいとこ
Chromebook アプリと Android アプリがややこしい。
Chrome アプリと Android アプリ、それぞれ場合、
両方インストールできるが、モノによってはアイコンでは区別できない。
詰めが甘い。
カメラはダメ
アウトカメラは500万画素
接写はダメ。機器のラベル撮影しようと思ったがまともに写らない。
タフモデルなので無骨
学校等での利用を想定されてる端末らしく、
落下試験等で軍事基準をクリアしているタフモデル。
結果 iPad (約470g)より少し重い 510g。
気になるほどでもない。
バッテリー持ち
良好。
あと何時間で電池切れとか、
あと何時間で充電満了等通知してくれるのはちょっといい。
買いですか?
Android アプリが使えるが、
完全な Android タブレットの代わりにはならない。
しかし、非常に面白い端末。
ほしい。
以前は一般販売がなく、現物を拝むのが困難だったが、
先日量販店でも販売が開始されたので入手しやすくなった。
オフィスで使うのであれば、iPad + Apple Pencil とあまり値段が変わらないのが残念
まとめ
本機に 理想の 2 in 1 PC の姿を見た。
数年前から Windows のタブレットを数台触ってみたが、イマイチ。
しかしこの端末は、タブレットもいけるし、マウス・キーボードをつなぐとPCっぽく使用ができる。
【独断と偏見のタブレット端末の評価】
↑タブレット最適 | |
iPad | |
↓PC使用OK | Android タブレット |
↑タブレット使用OK | Chromebook Tablet (今回のやつ) |
Chromebook | |
Windows 2 in 1 | |
Windows / Mac | |
↓PC 最適 |
Android タブレットを除くと、
個人的にはタブレット、PC的な使い方のできる唯一のシリーズだ
私の求めている理想のモバイル端末は、
Chromebook Tablet かも・・・!
また、Chromebook を初めて使ったのですが、複数ユーザーで使う、例えば居間に置いとく家族共用端末などで最高だなと思いました。
平日は会社で G Suite アカウントを使い、
それ以外はプライベートの Google アカウントを使うというのもいいかも。
そんなわけで本機の不満を解消した端末として、 Google 『Pixel Slate 』が欲しくなった。
定価ではちょっと高いが、
後継機は打ち切られたという話なので、
処分特価にならないかなぁとちょくちょく Aamzon.com を見ている日々です。
Chromebook Tablet 、いいと思います!
今回紹介したもの
ASUS Chrombook Tablet CT100
lenovo ThinkPad トラックポイント キーボード 日本語 有線 0B47208