【祝】Redmine 4.0 リリース!
ついに出ました Redmine 4.0。
3.4 リリースが 2017/07 なので 約1.5年ぶり。
待ちわびた。
気になる新機能は
新機能は紹介は以下から!
日本語の changelog は作成中
SVNアップデートをやってみる
新機能をためすためにはまずバージョンアップだ。
今回も SVN アップデートでさっさと片付けましょう。
SVN アップデートに関しては、こちらの資料参照。
『リポジトリ(SVN)からソースをチェックアウトでのバージョンアップ』@g_maeda さんの redmine.tokyo での発表資料(2016/11)
環境
至極普通のLinux環境です。
- CentOS 7.2
- Apache 2.4.6
- MYSQL(mariaDB 10.1)
- Ruby 2.3.1
- Redmine 3.4.3 + #24617 パッチ(アップデート時にCSS/JSキャッシュクリアしてくれる)
前提条件
- Redmine をSVNチェックアウトで構築していること
方針
- SVN経由で更新すると、当然そのディレクトリが更新されるので、事前にコピーをとっておく
- Redmine ディレクトリをコピーすることでテーマやDBの設定ファイルを引き継ぎ
- プラグインは一旦全部外す(サブディレクトリに退避)
作業概要
- ディレクトリ構成確認
- 4.0.0 用フォルダ作成(3.4.3フォルダをバックアップ&3.4.3→4.0.0ヘリネーム)
- プラグインを全退避
- SVN チェックアウト(svn update)
- bundle & rake
- Redmine 再起動
コマンドは、前述の『Redmineのバージョンアップに追従していくための一工夫』の P.18-20 を参照
1. ディレクトリ構成確認
- redmine_home: /var/lib/redmine
- redmine-3.4.3(現在の本番)
- redmine-3.x.x(過去のRedmineフォルダ)
- redmine-4.0.0(今回作成する Redmine 4.0)
※最新のRedmineフォルダにシンボリック "redmine" を貼ってアクセスさせている。
SVN経由で更新をかけるとそのフォルダが更新されるため、
- redmine-3.4.3をrsyncでコピー
- redmine-3.4.3_backup として保管
- バックアップ後 redmine-3.4.3→4.0.0 へとリネーム
その後、redmine-4.0.0 ディレクトリをSVNで更新する。
3. プラグインディレクトリを初期化
プラグインディレクトリをそのままにしていたら、rakeに失敗するであろうから、
全プラグインをサブディレクトリに作って、退避する。
4. SVN チェックアウト(svn switch)
5. bundle & rake
- export RAILS_ENV=production
- bundle update
- bundle exec rake db:migrate
- bundle exec rake tmp:clear
なんかメッセージが出ています。
Redmine now uses ActiveJob to send emails asynchronously and the :async_smtp delivery method is no longer available.
『RedmineはActiveJobを使用して電子メールを非同期で送信し、:async_smtp配信方法はもはや利用できません。』
非同期メール送信設定している人は、configファイルの書き換えが必要。
config/configuration.yml 修正
私環境では「async_smtp」→「smtp」へ修正することでOKでした。
4.0 からは非同期メール送信がデフォルトになり、
メールもそれぞれに一通ずつ飛ぶようになったそうです。
デフォルトで非同期送信になりました。
メールを1宛先ごとに送信するので、退職した人のメールアドレスが原因でほかの人にも届かなくなるといったことがなくなりました。— MAEDA Go (@g_maeda) December 10, 2018
退職者を消し忘れて、通知メールが届かないなんてミス、
やっちゃったこと・・・あるよね!
修正後、rake コマンド成功!
7. シンボリックリンク貼り替え
※最新のRedmineフォルダにシンボリック "redmine" を貼ってアクセスさせている。
- 旧シンボリックリンク削除
- 新シンボリックリンク作成
8. Redmine 再起動
→Webサーバ(Apache)再起動
ブラウザでアクセスして、画面が表示された、OK。
まとめ
これで 4.0 の新機能を楽しめるようになったぞ。
SVN アップデートも数回やって、なれてきたなぁ。
次はプラグインの検証だ。
当サイトは Redmine プラグイン作者を尊敬し、
応援しています。
よければこちらも
【Redmine 4.0】バージョンアップ準備 プラグイン動作確認
Redmine 3.3→3.4 へリポジトリ(SVN)からアップデート
Redmine 3.4 へのプラグインインストール
Redmine 3.4.0→3.4.2 にリポジトリ(SVN)からアップデートしてみた
【工作】Raspberry Pi で Redmine の通知を可視化する 『Redmine チケットパイ』 を作ってみた
Redmine を AWS 上に構築してみた(AMI で10分)