Redmine 4.0 にバージョンアップするぞ
Redmine 4.0 バージョンアップにはプラグインが対応が必要!
そして、そのプラグインは 4.0 対応がされた!
ならばもう 4.0 にしない理由がありません。
やりましょう・・・!
Redmine バージョンアップ歴
Redmine は 今メインのところでは 2014年 から 5年運用しています。
- 2.5 (2014/04 Bitnami で構築)→
- 3.3(2017/02 Bitnami 卒業、SVNで新規構築)
- 3.4(2018/12 SVNで更新)
環境
2017/02 に構築した、至極普通のLinux環境です。
- CentOS 7.2
- Apache 2.4.6
- MySQL(mariaDB 10.1)
- Ruby 2.5.5 ← 2.3.1
- Redmine 3.4.7 (2018/12 に更新)
Ruby 2.3 のサポートが終わっていたので、Redmine 4.0 に備えて Ruby 2.5 にしました。
前提条件
- Redmine をSVNチェックアウトで構築していること
方針
- バックアップは済ませておく(イメージ、DBバックアップ等)
- SVN経由で更新すると、当然そのディレクトリが更新されるので、事前にコピーをとっておく
- Redmine ディレクトリをコピーすることでテーマやDBの設定ファイルを引き継ぐ
手順概要
一旦プラグイン無しでバージョンアップをし、その後プラグインを適用する。
Redmine 本体 3.4.7→4.0.3 バージョンアップ(プラグインなし)
- ディレクトリ構成確認
- 4.0 用フォルダ作成(3.4 フォルダをバックアップ&→4.0 ヘリネーム)
- Redmine ディレクトリをリネーム
- プラグインディレクトリを初期化
- SVN チェックアウト(svn switch)
- bundle & rake
- config/configuration.yml 修正
- シンボリックリンク貼り替え
- Redmine 再起動→Webサーバ(Apache)再起動
Redmine 4.0 プラグイン更新
- Redmine 4.0 対応プラグインを配置(退避ディレクトリから戻す
- テーマ更新(最新化)
- bundle & rake
- Redmine 再起動
バージョンアップ実施
1. ディレクトリ構成確認
- redmine_home: /var/lib/redmine
- redmine-3.4.7(現在の本番)
- redmine-3.x.x(過去のRedmineフォルダ)
- redmine-4.0.3(今回作成する Redmine 4.0)
※最新の Redmine ディレクトリにシンボリック "redmine" を貼ってアクセスさせている。
2. Redmine 4.0 用フォルダ作成(3.4 フォルダをバックアップ&→4.0 ヘリネーム)
SVN経由で更新をかけるとそのフォルダが更新されるため、
redmine-3.4.7をrsyncでコピー
redmine-3.4.7_backup として保管
バックアップ後 redmine-3.4.7→4.0.3 へとリネーム
その後、redmine-4.0.3 ディレクトリをSVNで更新する。
3. プラグインディレクトリを初期化
全プラグインをサブディレクトリに作って、退避する。
4. ソースの 4.0化 SVN チェックアウト(svn switch)
5. bundle & rake
- export RAILS_ENV=production
- bundle update
- bundle exec rake db:migrate
- bundle exec rake tmp:clear
メッセージが出ています。
Redmine now uses ActiveJob to send emails asynchronously and the :async_smtp delivery method is no longer available.
『RedmineはActiveJobを使用して電子メールを非同期で送信し、:async_smtp配信方法はもはや利用できません。』
4.0 からは非同期メール送信がデフォルトになり、メールもそれぞれに一通ずつ飛ぶようになったそうです。
非同期メール送信設定している人は、configファイルの書き換えが必要。
config/configuration.yml 修正
私環境では「async_smtp」→「smtp」へ修正することでOKでした。
config/configuration.yml 修正
修正後、rake コマンド成功!
6. シンボリックリンク貼り替え
※最新の Redmine ディレクトリにシンボリック "redmine" を貼ってアクセスさせている。
- 旧シンボリックリンク削除
- 新シンボリックリンク作成
7. Redmine 再起動(プラグインなしでの起動を確認)
→Webサーバ(Apache)再起動
ブラウザでアクセスして、画面が表示された、4.0 になってる、OK。
※エラーは後で直すのでここでは、気にしない!
まとめ
とりあえず Redmine 4.0 化は完了です。
長くなったので、一息ついて、
プラグインの 4.0 化をします。
後編はこちら
おまけ
2019/05 redmine.tokyo で今回のバージョンアップのお話をさせていただきましたので、
よければこちらも見てやってください。
動画もあります!
よければこちらも
よければこちらも
【Redmine 4.0】バージョンアップ準備 プラグイン動作確認