ごあいさつ
neta といいます。
福岡在住で 工場の情シスとして働いています(7年目)。
この記事は corp-engr slack アドベントカレンダー #1 13日目の記事です。
苦労したこと
今年は情シス忙しかったですねぇ。
皆様いろいろやったとおもいますが、
苦労した Web 会議の音響関係について書こうと思います。
会議室の作り方の知見ってどこにあるんだろう?
むしろ自分が知りたかったんですが、
見つけられなかったので今回書くことにします。
お題は
「ある工場の情シスの 会議室 Web 会議対応」
(語呂悪っ)
なお私は BOSE 派なぐらいで、AVや音響に関しては素人です。
配信とかやれるようになりたいと勉強中。
▲YouTuber にでもなるんか
会議室の Web 会議対応
え? 会議室に Web 会議対応?必要?
各PCで自席から入ればいいんじゃないの?
オーケー、まずはそこからだ。
まず 前提として、工場は在宅勤務が難しいです(かなしみ)。
現地で設備を稼働させるのがお仕事なので。
やれるのは情シスや購買、総務など一部の管理部門だけです。
また PCや自席がない人もめずらしくありません。
突然こんなこと言ってごめんね。 でも本当です。
今は以下の3つの会議形態がおこなわれています。
- オフライン: 参加者全員 会議室
- オンライン: 全員 各PCから参加
- ハイブリッド(混合): 会議室+Web参加
圧倒的にハイブリッド(混合)型が多いんです。
会場と Web 参加者全員どちらにも気を配らなければならない
→一番めんどい!
「〇〇さんは今日在宅勤務だから」
「会場の密を避けるため 自席からの Web 参加もOKにしたい」
すべての会議室で混合(ハイブリッド)型を
行えるようにしなければなりませんでした。
主にこんなケースで要求されました。
・会議、研修、勉強会
・講演会、入社式 等 式典
・採用面接(最終面接だけオフライン)
会議室の Web 会議対応に必要なもの
言わずもがな、以下が必要です。
- マイク
- スピーカー
- Webカメラ
そして マイクとスピーカーが優先です。
カメラはひとまず、ノートPCのでOK(すぐオフにされるし)。
画質が悪いのは我慢できるけど、
音質が悪いのは会議にならないのでダメ、絶対。
スピーカーとマイクが一体型の「スピーカーマイク」を置くのが
一番ややこしくないじゃないので
基本これを置くことで 会議室の Web会議対応とします。
専用品 or 汎用品?
Web会議用の機器は星の数ほどあります。
困ったことに見比べてもよくわからん。
サービスによっては 専用ハードウェアを出してるものがあります(Zoom Rooms 、Meet など)。
メリット:快適が保証されている、導入時の説得もしやすい
デメリット:高価、それ以外のサービスでは使えない
以前購入した A社 TV会議システムは
Web 会議接続サービスが終了して、残念なことになりました。
Web会議サービスが固定されていればいいのですが、結局お客様に合わせて
Zoom , Teams, Google Meet と全部やることなっちゃうんで、
汎用品で組むことにしました。
その際 この専用ハードウェアの機器がとても参考になりました。
一番いいのをたのむ
じゃぁどれを買えばいいかというと、
ぶっちゃけ YAMAHA YVC シリーズ がいいです。
現行機種は3種類。
- YVC-200 :小 1〜4人用、3万円、通称「まるいの」、お手軽、バッテリ内蔵
- YVC-330 :中 4〜6人用、6万円、通称「おむすび」、2台連結で10人ぐらいまで使える
- YVC-1000 :大 8〜40人用、12万円、 最上位機種、拡張マイクをさらに4つ(計5つ) 追加できる
▲YVC-200
▲YVC-330 と YVC-300(合体できる)
▲YVC-1000 フルオプション (拡張マイク×4 (計5))
いろいろ試しましたが、
YAMAHA にしてから 音に関する苦情は ほぼなくなりました。
これは信者にならざるを得ない。
今では全会議室に規模に応じた機種をおいてます。
▲貸出用もいくつか
推しは YVC-1000
そんなにいろいろは買えないよ、イチオシをください。
よろしい ならば 『YVC-1000』 だ。
▲YVC-1000 標準仕様
要求に応じてどんどん成長していきました。
移動させても大丈夫
『自動音響調整』という驚異のテクノロジーを搭載している。謎の技術。
せっかく 1台なので、色んな場所で使いたい→
しかしマイクが複数あるとセッティングが厄介→
本機を設置して調整ボタン ポチー とおせば、
会場の環境を測定していい感じに自動調整してくれる(約2分)。
スピーカーとマイクが近すぎとかダメ出しもしてくれる。
どこでも誰でも設置できる👍
▲最終的にワイヤレスマイクとあわせて移動式
スピーカーがよく鳴る
今回の構成だと集会室(100人)の天吊スピーカーが使えない!→
ちょっと広すぎるだろうけど、YVC-1000 で鳴らすか→
マジかよ、全然うしろまで聞こえるぞ! 👍
飛沫防止パーテションも問題ない
会議室の真ん中に飛沫防止パーテション設置され、マイクの集音範囲が分断
→音がすごく聞こえにくくなった
→拡張マイク追加し、パーテションのそれぞれの面に設置
→ 👍
40人の会議OK
40人の会議を在宅勤務者も参加できるように!
→会場広すぎ&人数多すぎて声がちゃんと拾えない
→最大構成 の拡張マイク(約3万)×4 を追加
→ 👍
ワイヤレスマイクも使用可能
講演会を Web会議 で参加可能にしたい
→100人入る集会室、地声じゃ無理な広さ、拡声マイクがいる
どうしよう?
会場のワイヤレスマイクと YAMAHA YVC-1000 → △
→会場の環境音を YVC-1000 で集音
→反響音が入ってしまい、聞きづらい
YVC-1000 にワイヤレスマイクセット接続 → ◎
▲YVC-1000(上段)と TOA ワイヤレスマイクセット(中段)
▲最大展開
バウンダリーマイク×5、タイピン、ハンドマイク
会場の拡声+話者の音声をワイヤレスマイクで行い、それをダイレクトで Web会議側に入力
→音声クリア、バッチリ👍
まとめ
YVC-1000 が1台フルセット(12万+拡張マイク 3万×4)あるだけで、
この一年の無茶振りはおおむね対応できました。
音が悪いなぁといったお悩みある方は 試してみてはどうでしょうか。
YAMAHA はいいぞ、最高だ。
▲集合してみた。最の高
最後に 情シス Slack には いつもお世話になっています!
運営も参加者も みんなみんな ありがとう!
参考
TOA ワイヤレスマイクシステムセット800MHz帯ワイヤレスシステム
TOA ワイヤレスチューナー WT-750B
TOA シングルワイヤレスチューナーユニット WTU-1710×2
TOA ワイヤレスマイク タイピン型 WM-1320
TOA ワイヤレスマイク ハンド型 WM-1220
TOA 直付型ワイヤレスアンテナ YM-510